コンビニ本部社員の労務管理

最近担当のSVさんと話をしていて、どうやら以前に比べて会社(本部)から社員に対して勤務時間や残業や休日に対してかなり厳しくチェックが入ってるらしいです。
コンビニといえば24時間営業が当たり前で、世間一般ではオーナーや店長が休みなしや夜勤をやったりしているイメージが強いのでしょうが、本部のSV(OFC)さんも負けず劣らず長時間勤務の休日返上で仕事、というのがこの業界の常識でした。
昨年の電通社員の過労自殺の事件を経ての、世の中の労働に関する目が厳しくなった結果でしょう。
私の担当のSVさんはこの事に歓迎するどころか、むしろ仕事を時間内に終わらせることができなかったり、夕方以降になかなかお店を回れなくなって困っていました。
コンビニ業界で長く仕事している人は、どちらかというと長時間勤務に対する感覚が麻痺している人がほとんどなので、今さら長時間働かずにさっさと帰れ、何て言われても困るのは当然のように思います。

私達コンビニFC店のオーナーや店長の立場から本音を言わせてもらうと、人手不足が年々強まりシフトが埋まり辛い皺寄せが全てこちらにきて労働条件は悪化する一方なのに、何で本部社員ばっかり、何て思っている人が大半でしょう。
そういえば以前、ファミマの社員が週4日勤務を導入、なんて話題もありましたっけ?
SVさんはサラリーマン、つまり雇われ、オーナーは個人事業主だから立場が違う、というので筋が通ってしまうのですが、それはそれで本部はオーナーに対して冷たいんじゃないの?と思います。
せめてオーナーの勤務状況を良くする施策も考えて欲しいな?と思ったりします。
今の現状では世間一般的に見て、コンビニ経営は魅力がなく見えますし、オーナーの成り手もいなくなってしまうように思います。

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コンビニ店長は休みが取れるか?

世間一般でのコンビニの店長やオーナーのイメージというと、24時間営業で大変そう、とか、休みがなさそうで大変だね、といったよくない印象が多いようです。
では実際にはどうなのか?
私の知る限り人により、です。
本当に休みなく毎日毎日10時間以上お店にいるオーナーさんもいます。
毎日毎日10時間以上でなくても、ほとんどのコンビニオーナーさんは年間でほぼ休みなくお店にいるのではないのでしょうか?
ですが、中には週2日しっかり休みを取られている方もいますし、店長を雇ってお店にはほとんど来ないオーナーさんもいます。
私はコンビニの店長を始めた頃はオーナー店の店長として雇われたのですが、そこのオーナーさんはほとんどお店に顔をださない方でした。

どうすれば休みを取れるのか?
一つは、従業員をしっかりと育てて、自分がいなくてもある程度お店を回せる状態にしておくことです。
従業員を育てることはコンビニに限らず、どこの職場でも同じでしょうが、特にコンビニの場合は社員ではなくてパートさんやアルバイトさんをメインに雇わなくてはならないので、その人たちをいかに戦力化するかが大事です。
私もあまり人の事は言えないのですが、店長やオーナーは自分で何でもやろうとしまいがちで、パートさんは基本的な業務(例えばレジ接客とか清掃、品出し)をこなす以上のことまで教わってない場合が多いです。
発注業務だったり、精算業務だったり、もうワンランク上の業務を任せられる人がいれば、自分が出なくてもお店を回せることはできるでしょう。

もう一つは、自分が休むことにより経費(人件費)は膨らみますので、それでもよいか判断できる事です。
例えば自分+パートさん1人の計2人でシフトをやりくりしている場合、自分が休む時には1人分の人件費が余計にかかります。
自分が10時間入っていたら、例えば時給800円だとして一日当たり8000円の人件費が増加します。
人件費が増えれば、その分の利益は減ります。
毎月利益が十分にでているお店は毎週この8000円の負担があっても大して痛くないのですが、売り上げがあまりよくないお店は利益も当然低いので、そこをどう判断するか?です。
雇われ店長さんは、完全な歩合制で雇われてない限り、月給は変わらないので、ある程度の利益を残せれば休みを取れるような体制を築くべきでしょう。
ただ、私もですが経営者であるオーナーが店長をしている場合、自分が頑張れば手取りも増えることになりますので、凄い儲かってるお店ではない限り、休まずに頑張ってしまいがちです。

最近は特に労働者の労働時間や残業時間について世間的に注目されていますが、大半のコンビニオーナーや店長からしたら、何の話だ!?と言った感じではないでしょうか?
ただ我々も人間なので、経営者とはいえあまりに長時間労働したり、休みがなかったりすると壊れてしまいます。
体も壊しがちですし(私は腰が弱い)、精神的にも壊れてきます。
その辺を考えて、オーナーさんはシフトのやりくりと自分の休みをうまく調節する事も大切でしょう。

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名ばかり、とは言うものものの

さて、7年か8年ほど前に名ばかり店長という言葉が有名になりました。
例えるなら、ハンバーガーチェーンで店長してて、長時間労働で、管理職扱いだから残業代もでない。
その頃コンビニで店長をしていた私も他人事ではないなぁと思ってたりしました。
当時の私はおおよそ週1日の休日で毎日10時間から12時間はお店にいました。
もちろん給料は固定給で残業代などありません。

この労働時間が今でいうブラックに当たるかどうか?はちょっと今回は触れません。
当時のお店のオーナーからは、一日に何時間働くかではなく、

アルバイトのシフト管理から、廃棄ロスの管理までして店を上手く回して利益をだすのが店長の仕事だ、

というようなニュアンスのことを言われました。
つまり、労働時間うんぬんではなく、しっかり店舗運営して利益が出せれば、別にどれだけ休もうが構わない、
どれだけ残業しようが残業代など払わないよ、店長とはそういうものだ、という事です。

ある意味好きにやらせてもらったと思います。
ただ実際は売上が微妙な店だったので、店長である自分が週休2日を取れるほど人件費は使えませんでした。
当時の私も名ばかり店長に当たるのでしょう、

ただし私の知る限りでは、もっと過酷な労働時間のコンビニ店長さんがみえるのも多く知ってます。

また、ネットの某掲示板を見ていると、休みなしで毎日12時間もお店にいるのがもう何年も続いてたりとか、

夜勤者が急に休んで、30時間勤務になった等の書き込みを目にしたこともあります。

 

コンビニ本部の社員さんも最初は本部直営店の店舗勤務でこのような洗礼を受けるみたいです。

コンビニ本部の社員さんは、新卒で採用されるとまずお店に配属になり、副店長→店長→SV(営業担当として7~8店舗を受け持つ)へとなるわけですが、

あるSVさんは、店長になって最初にいった店は従業員が3人しかいなかった、とか、

店長時代は寝袋を持参してお店のバックヤードで寝ていた、とか、

3日くらい家に帰れなかったなどと平気で言ってました。

この業界で店長や、本部の社員をしている人は、世間一般の勤務時間に関する感覚からはかけ離れていて、ある意味マヒしていると言っていいでしょう。
でもまだ、業界の中で私は恵まれている方かな?と思ってしまいます。

あくまでも私が思うに、勤務時間が長かったり、お店にいる時間が長くても、楽しくレジ接客や、売り場作りや、発注ができていれば、周りにどう見られようが、どう思われようがそれはそれでいいのでは?と思います。